★前回の記事はこちら(理論編)
結論:問題集を二種類用意しましょう
前回の記事では、「いますぐ応用問題に挑戦しよう!」というお話をしました。
では、具体的にはどのように実行すればよいのでしょうか。
結論としては、「基本の問題集」「応用の問題集」の二種類をそれぞれ購入し、並行して進めていくことをお勧めします。
一冊の問題集を完璧にする ← 本当に意味ある?
受験業界ではよく「一冊の問題集を完璧にしよう」と言われますが、これは非合理的なアドバイスのように思います。
なぜなら、そもそも「すべてを網羅する理想の問題集」など存在しないからです。
問題集には、物理的な紙面の制限があります。
それゆえ、必ず情報の取捨選択が発生してしまいます。
たかだか数百ページの問題集一冊の中に「すべての情報」を「すべての読者が満足するように」盛り込むことは不可能なのです。
問題集の「個性」を見抜く
情報の取捨選択が発生している以上、それぞれの問題集には「得意分野」と「苦手分野」があります。
とくにそれは「収録問題と解説の難易度」という形で表れていることが多いです。
問題集を選ぶ際は、「自分がいま何を身につけようとしているか」を踏まえ、適切なものを選ばなければなりません。
「スキル習得用」と「MP増加用」の二冊を選ぶ
前回の記事
基本問題では「スキル」が、応用問題では「MP」が育ちます。
【勉強】基本問題の枠から脱出せよ!(理論編)
言い換えれば、基本問題を解くことで新たな知識が身につき、応用問題を解くことで知識を運用する能力と長時間同じ問題と向き合い続ける忍耐力が身につく、ということです。
【勉強】基本問題の枠から脱出せよ!(理論編)
を踏まえたとき、問題集購入の際は「これで身につくのは『スキル』と『MP』のどちらか」を意識すべきでしょう。
そして、
勉強を進めていく上では、これら両輪を回していくことが何よりも重要です
【勉強】基本問題の枠から脱出せよ!(理論編)
から、「スキル習得用」の問題集と「MP増加用」の問題集をそれぞれ一冊ずつ選定すべきです。
つまり、「基本問題集」「応用問題集」をそれぞれ一冊ずつ選ぼうということです。
まとめ
勉強をする際は、教材選びが非常に重要です。
初めの選択が、この先の明暗を分けるといっても過言ではありません。
本記事を参考に問題集を選定し、「基本知識」と「応用力」をバランスよく伸ばしていきましょう。
本記事のまとめ:「基本の問題集」「応用の問題集」の二種類をそれぞれ購入し、並行して進める!